以下の記事は,2013/06/02に将棋のブログの方に投稿した記事の転載です。

知ってる人は多いかもしれませんが,将棋倶楽部24での便利な技(?)を一つ紹介します。

次は,5五の飛車を5二に成ろうと思って5五の飛車をクリックした後,5二の地点をクリックしようとしたら誤って5一の地点をクリックしてしまって生じた光景です。

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こうなってしまった場合,たとえ5一以外の地点をクリックしても成り不成の選択を解除することができません(2013/06/02現在)。つまり,これ以上指し手を進めるのであれば5一での成り不成を選択して(どちらでもいいが),そして飛車がタダで取られるという見るに堪えない展開が避けられない・・・ように思えます。

しかし,そうではありません。この記事のタイトルにある「着手確認」という機能を上手く使えば解決できます。

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この着手確認という機能は,一手一手指すたびにクリックミスかそうでないかを確認するのは面倒ということで,チェックをオフにしていつも使っていないという方が多いと思います(たぶん)。私もそうしてますが,そのように普段使うことがない人でも,もし上のような状況になったときにこれを使うと便利です。

具体的には次のようにします。まず「着手確認」のチェックをオンにします。

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そして元の5一の地点にマウスカーソルを移動させて,「成り」「不成」のいずれかをクリックします(ここでは「成り」を選択することにします)。

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「指しちゃってるではないか!」と思うかもしれませんが大丈夫です。着手確認の機能を有効にしている場合,実際には指しておらず,対局相手にこの手は届いていません。「確認」ダイアログが出ています。「キャンセル」ボタンを押せば(間違っても「OK」を押してはいけない!),成り不成の選択を解除することができます。

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めでたしめでたし。最後に,以後は着手確認の機能を使わないので「着手確認」のチェックを無効にしておきます。

なお,成り不成の選択が生じる指し手でクリックミスしてしまった場合は前述した方法が使えますが,選択が生じない指し手でクリックミスしてしまった場合はもちろん使えません。その場合は本当にクリックミスになってしまうのでご注意を。

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